【マツダと日産】2社の期間工を徹底比較!給料から作業環境・寮生活まで

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マツダと日産では、どちらの期間工の待遇がいいのでしょうか?

自動車メーカーで働こうしている人はどちらがいいか判断しにくいところがあります。

いろんな口コミを見ても、どちらにも「いい口コミ」と「悪い口コミ」があります。

人によってつらいと感じるところが若干の差があるので、意見は違うのは当然です。

しかし新たに期間工になるか迷っている人としては困りものです。

そこで実際に両社で働いたことある人の意見をもとに、どちらの期間工がつらいのか徹底解説していきます。

もうマツダか日産で迷わないための細かな情報を紹介していきます。

きっと最後にはどの自動車メーカーで期間工をするか決めれるようになっています。

自分に最も適した待遇や環境はどの自動車メーカーであるか判断し、目的の報酬と待遇を手に入れましょう。

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体験談!マツダと日産の期間工を徹底比較

インターネット上でも期間工については高額な報酬に対する意見が大半です。 

しかし、それと同じくらい仕事に関してのきつさを口にする方が多いです。 

正直言うと、私がお勧めするこの2社も仕事はきついです。 

とは言え、それはこの2社に限ったことではなく期間工全て、と言うよりもどの仕事にも言える事でしょう。 

ですが、この2社はそんなきつさも吹き飛ぶほどのメリットがあります。 

実際私はそのメリットのおかげできつさは少しも気にはならず、むしろ毎日が楽しいほどでした。 

では、そういったメリットとデメリットがどのようなものなのか。

詳しくお話していきます。 

マツダ期間工の勤務実績を紹介

マツダでの勤務は1年ほどでした。 

勤務地は広島となり、私が配属された工場は広島工場でした。 

期間工は寮での生活が基本となり、マツダの寮は大原寮というマンションタイプのものでした。 

全体的にかなりの古さを感じる造りでしたが無料で利用できるのでこれと言った不満はありませんでした。 

仕事内容に関しては組み立てを担当していました。 

ライン作業となり、次々と流れてくる車体に外装、内装問わずあらゆるパーツを取り付けていき車を完成させるという期間工のメインとも言える仕事です。 

日産期間工の勤務実績を紹介

日産 横浜工場

日産での勤務は1年半で、神奈川にある追浜工場に配属されていました。 

寮はドミトリーというとても綺麗なマンションタイプでした。 

仕事はマツダと同じく組み立てに配属となり、内容もほぼ同じでした。 

唯一の違いと言えば、マツダでは1年の間はずっと同じ作業のみを担当していたのですが、日産では場合によっては外装、内装と担当を変えられることが4~5回ほどありました。

きついのはマツダ!

率直に言ってしまうとマツダの方が日産よりも仕事がきついといえます。 

とは言え、仕事内容は両社共違いはほとんどありません。 

どのような仕事があるのかは以下にまとめましたのでご覧ください。 

期間工の仕事内容は主に5つ

マツダ、日産の両社が期間工を募集する際の仕事内容は以下のとおりです。 

  • エンジン製造
  • 車体製造
  • 塗装
  • 組み立て
  • 検査 

他にも細かく分ければ幾つかありますが期間工として割り当てられるのは上記の内容がほとんどのようです。 

マツダと日産もこの5種がメインとなります。 

しかし、これらは当然ですが仕事内容は異なり、苦楽にも明確な差があります。 

職種毎の詳細は以下にまとめましたのでご覧ください。 

仕事内容1:エンジン製造 

  • 溶けた鉄やアルミを型に流しエンジン部品の製造
  • 部品を使用しエンジンを製造 

車の心臓部とされるエンジンですが作業自体はとても楽であり、スキルや知識も必要ないので初心者でも直ぐに馴染める当たり職と言ってもいいでしょう。 

仕事内容2:車体製造 

  • 巨大な型に鉄板をセットし車体を製造
  • 溶接 

こちらも比較的楽な作業と言えます。 

溶接も含め、ほとんどが機械によるオート作業となるので作業員は素材をセットするだけとなります。 

仕事内容3:塗装 

  • 製造された車体の塗装
  • バリ取り 

楽な作業です。 

こちらも車体製造と同じようにほぼ機械によるオートで作業が行われます。 

作業員は機械では行えない細かな部分の塗装やバリ取りがメインとなります。 

ただ、塗料の臭いが充満した環境での作業となるので、臭いが原因で体調不良となる人も少なくない現場です。 

仕事内容4:組み立て 

  • 車体にエンジンやドアなどあらゆるパーツを取り付ける 

この組み立てが期間工のメインとなり、7~8割が配属される現場です。 

部品を運び、ドライバーやトルクレンチなどの工具を使い車体に取り付けていきます。 

しかし、部品によっては重たい物もあり、取り付け箇所によっては無理な姿勢を維持したままでの作業を強いられることになり、その作業を1日中延々と繰り返すわけですから体への負担は相当なものになります。 

最も過酷な現場となり、期間工はきついと言われる所以がこの組み立てにあります。 

仕事内容5:検査 

  • 製造された車のあらゆる点に不備がないか出荷前の最終確認 

最も楽で最も責任の重い現場です。 

ほぼ社員が担当することになり、期間工が担当するのは稀でしょう。 

仮に担当することになったとしても、幾度となく期間工を経験してきたベテランでしょうから割り当てられることはまずありえないです。 

以上が両社の主な作業内容です。 

しかし、マツダではほとんどが上記で説明した最も過酷な組み立てに配属されます。 

単純な力仕事に加え、無理な姿勢での作業のため体は数日と持たずに悲鳴を上げます。 

日産も同様に組み立てに配属される期間工が多いのですが、日産では工場毎に職種が分かれており、横浜工場ではエンジン製造がメインとされているのですが、比較的こちらに配属される期間工作業員も少なくはないようです。 

組み立ての仕事自体は量や質にそれほど差がないため、組み立てに割り当てられる率の違いから、両企業で働く全期間工作業員の中で、日産よりもマツダで働く方がきつい思いをしている作業員の数が多いと言えます。 

ただし、上記で紹介した5つのどの現場に配属されるかは企業次第なので、期間工に応募する際は安易な気持ちは捨て、相応の覚悟を持って臨むことをお勧めします。 

体力的にはマツダと日産どちらもきつい  

はっきりいってしまうとマツダ、日産共に仕事はきついです。 

組み立てはとにかく体を酷使するので、常に疲労状態にあります。 

強いて言えば、半年間だけの短い期間で働くなら日産がきつく、1年以上の勤務ではマツダの方がきついのではないでしょうか。 

理由は別項目で詳しくお話しますのでそちらをご覧ください。 

精神的なきつさはマツダ、日産共にさほど感じることはない

期間工は体が資本という仕事内容から体育会系が集まるような職場というイメージを持たれていることも少なくありません。 

それ故の上下関係の厳しさ、社員や先輩期間工からのあたりの強さを懸念する方もいるようです。 

しかし実際にはそのようなことはなく、両社共に驚くほどアットホームな職場です。 

仕事も期間工未経験者にとってライン作業に慣れない就業初月こそ、常に秒単位でこなさなければならないという状態の中常に作業に煽られるので精神的な余裕はないでしょう。 

ですが、社員や他の経験を積んだ期間工作業員が誰となく自然とフォローしてくれるので負担はかなり軽減されます。 

働く誰もが仕事のきつさを経験してきているので、同じ環境で働く者同士で一体感が生まれます。 

周りの作業員が自分の理解者となってくれるのは何よりも心強いのではないでしょうか。 

無理だと感じたら一人で抱え込まず回りを頼りましょう。  

生活面のきつさの違い

仕事ではきつさが目立つ期間工ですが日常生活はとても充実しています。 

まずマツダですが、広島は人気の観光地であり原爆ドームや厳島神社などの名所が多数あります。 

牡蠣をはじめ豊富な魚介類やお好み焼きなどの名物もあるので目に舌にと全身で広島を堪能することができます。 

生活に必要な物も全て近場で揃えることができるためにとても便利です。 

一方の日産も神奈川県にあり、しかも特に人気の湘南エリア直ぐ近くという好立地です。 

海が近くなので、夏場は暇さえあれば海に泳ぎに行っていました。 

早起きした早朝に朝焼けに染まる海岸を眺めるのも好きで、日々の激務の疲れを忘れることができます。 

また、海から少し離れると付近には緑豊かな自然もあるので海に山にと満喫できるのも最高です。 

東京までも電車一本で行けるので非常に便利です。 

このため、両社で働いている期間に生活面で不便に感じたことは皆無でした。 

あえて言うなら、周辺環境が充実しすぎているので休日は必ず出歩いてしまうため、体を休めることができないのがきつかったです。 

残業や夜勤のきつさの違い

期間工は2交代制が基本であり、日に1~2時間ほどの残業もあります。 

日産はマツダに比べ残業がやや多めで、月にすると10時間~程度の違いがあるので残業に関しては日産の方がきついでしょう。 

しかし、大きな違いが夜勤にあります。 

期間工ではこの夜勤時の手当てが収入に大きなプラスとなるので1日たりとも休まずに臨みたいところですが、同時に体調を崩すきっかけとなる最大の原因でもあるので注意が必要です。 

特にマツダの夜勤は日産に比べ圧倒的に体への負担が大きいので危険といえます。 

その差は以下の就業時間にあるのでご覧ください。 

  • マツダ 昼勤 08:15~17:00 / 夜勤 20:15~05:39
  • 日産 昼勤 06:30~15:00 / 夜勤 16:00~00:30

このように両社では就業時間に明確な違いがあります。 

まずマツダですが、完全に昼夜が逆転しています。 

こうした急激な時間変化がある生活を1週間毎に繰り返すので体内リズムは大きく狂っていきます。 

結果、不眠症や疲労、ストレスの蓄積、それらが原因となって様々な病気を患ったりと、仕事どころか今後の生活にすら影響を及ぼしかねません。 

続けることで気持ち的には慣れてくるかもしれませんが体へのダメージは蓄積されるので、就業期間が長ければ長いほど不安は大きくなります。 

このため、休日はしっかりと体を休めることに努め、それでも不調が目立つようでしたら我慢せず休暇を取るようにしましょう。 

幸いマツダでは入社と同時に有給が10日支給されるので、皆勤や満了金などの手当てへの影響を気にすることなく休暇を取ることができるので助かります。 

日産などの他企業では大体は入社後6ヶ月経過しないと有給は支給されないので、各種手当てが大きくマイナスされてしまうのを懼れ、無理をして仕事を続けてしまう傾向にあるようです。 

その結果、体調を崩して長期の休養を余儀なくされることもあるなど大きくマイナスとなってしまいます。 

とは言え、その有給を消費しきってしまえば負担の大きい生活が続くことに違いはないので厳しいところです。 

一方日産は就業時間を見てもわかるように昼勤夜勤共に日のある内の出勤となり、夜勤は残業をしたとしても日が昇る前に終業できます。 

1時間残業しても1時半ですので、人によっては多少の夜更かし程度の範囲ですみ、そこから就寝し9~10時に起床したとすると睡眠時間も十分取れ、且つ通常の生活リズムを大きく崩すことなく過ごすこともできるので体への負担はごく少なくすみます。 

半年経って支給された有給で体調不良も収入に影響なく癒すことができるためとても働きやすいです。 

前項の体力的なきつさの比較で、短期間なら日産、長期ならマツダがきついと説明したのはこうした有給事情や就業時間によるものとなっています。 

寮は日産が快適!

期間工が日々の生活を送ることになる寮。

給料や仕事内容と同様にとても気になる部分です。 

ちなみに先に言っておきますが、この寮は圧倒的に日産が勝っています。 

この寮のおかげで厳しい期間工を乗り切ることができたといっても過言ではないほどです。 

むしろ私はこの寮に住みたいがために再度日産で働こうかと考えているくらいです。 

双方の寮事情がどういったものなのかは以下をご覧ください。 

両社共に寮は完全個室

マツダも日産も寮は完全個室となっています。 

企業によっては相部屋の寮も少なくない中でプライベートな空間を確保できるのはとにかく嬉しいです。 

造りにも違いはないのでどの部屋を割り当てられても差はありません。 

間取りはどちらも1Rとなっていますが、マツダは12帖ほどの広々とした空間に6帖程度の板間、もう半分は畳が敷かれているという変わった造りで目を引きます。 

板間には何故か2段ベッドが2つ置いてありますが、これは過去に相部屋として利用されていた際に使われていたようです。 

空いた部分は収納として利用できるので有効活用はできるのですが、大きな2段ベッドが2つもあれば圧迫感もあるのが少し残念でした。  

それに比べ日産は、室内は6帖ほどとマツダに比べれば狭く感じますが、それでも十分な広さなので不満に思うことはないでしょう。  

風呂は日産が良かった

マツダでは入浴は共用の大浴場を利用することになります。 

造りは古いのですが、循環器もついているので常に綺麗なお湯に入ることができるのは嬉しいです。 

広い湯船にゆったりと漬かれば日々の疲れも吹き飛びます。 

ですが私は日産の風呂の方がゆっくりとくつろぐことができました。 

と言うのも、日産は風呂が各部屋についています。 

時間に関係なく、いつでも好きな時に誰の目を気にするでもなく気楽に入ることができるのは嬉しいです。 

仲間とコミュニケーションをとりながら疲れを癒す大浴場か、一人静かにお湯に身を委ねて癒すかは個人の好みの問題でしょう。 

ちなみに、室内に備え付けられているので自由に利用できる分清掃も自分でしなければなりません。 

同様にトイレ掃除も必要になり、疲労困憊の体で仕事以外の作業も必要になります。 

マツダのような共用では自由にはできない分、清掃などは常に業者がやってくれるので、その点の負担をどう考えるかでも両社の評価は分かれるかと思います。   

食事は自炊ができる日産がおすすめ!

日産には食堂がありません。 

しかし代わりにIHクッキングヒーターが備え付けられているので調理が可能です。 

通常、期間工では自炊を禁止している企業が多い中、自炊ができるのは経済的にも助かります。 

私は多少料理ができるため、近場で食材を購入し好きなものを好きなだけ食べていました。 

一方マツダには食堂があり、どれも500円前後とリーズナブルな価格でご飯と味噌汁はおかわりが自由です。 

ですが内容は残念なものとなっていて、お世辞にも美味しいとはいえませんでした。 

どれも前日の残り物をレンジで温めたかのような貧相なもので、全くご飯が進みませんでした。 

寮周辺には美味しい店が充実しているのですが、毎食利用していたのでは出費がかさんでしまいます。 

そのため、普段はコンビニなどの弁当で食事を済ませていました。 

しかしそれだとバリエーションに限りがあり、栄養も偏りがちになってしまうので、やはり自炊ができるのは嬉しいですね。 

部屋は日産がきれい

築年数も浅く非常に綺麗で、もはや寮ではなく高級マンションです。 

1Rで6帖ほどの洋室は白を基調とした明るく清潔感のある造りでデザインも今風で洒落ています。  

マンション全体がこうした品のある造りなので、寮にいるだけでテンションが上がります。 

それに比べ、マツダはとにかく古いです。 

日産とは雲泥の差で、寮の概観は昭和を匂わせる団地そのものです。 

内装もセンスの欠片もない無骨な鉄扉に、これもまた昭和を感じるレトロな柄の板床が並びます。 

そこに古びたウッド感丸出しの2段ベッドが2つ、奥には畳が敷かれその上に飴色に黒ずんだ木製の小さなちゃぶ台が置かれています。 

雰囲気としては刑務所そのものであり、日産と比べると気分の落ち込み具合は半端じゃないです。 

とは言え、広さは十分で個室ということを考慮すれば無料で利用できるのですからこの程度の不満程度は我慢できます。  

総合的な評価で圧勝の日産寮 

センス、デザイン、設備の充実、立地など、あらゆる面で日産の寮がマツダを圧倒しています。 

というよりも、おそらくマツダのみならず他の企業の期間工の寮と比較しても日産のドミトリー寮はトップクラスのクオリティなのではないかと思います。 

先述での概観、内装のセンスや造りに加え、期間工の寮としては到底考えられないほどの設備が整っているのは驚きです。 

詳細としては以下の通りですのでご覧ください。 

  • 1Fに広々としたエントランス
  • オートロック
  • エレベーター
  • TVインターホン
  • 各階にランドリー(無料)
  • TV、エアコン洗濯機の家電常備 

以上のように恵まれすぎている設備に開いた口が塞がりません。 

この他、寮内は全て禁煙となっており非喫煙家にとって嬉しい対応です。 

エントランス奥には喫煙スペースもしっかりと設けられているので愛煙家の方にも配慮されています。 

寮は工場からも近く、上記の設備のようにセキュリティ面でもしっかりとしているので女性でも安心して生活できるのも魅力ではないでしょうか。 

また、立地も直ぐ近くに全国的に見ても人気のある湘南エリアがあるので、他企業とは比較にならないほどの別次元のクオリティを誇る寮と併せ、気持ちの昂ぶりに更に拍車がかかります。 

ちなみにですが、こうしたマンションの内容や立地踏まえ、同程度のマンションを探すとどれも月の家賃が7万円~となります。 

これが光熱費込みで全くの無料で利用できるのですからこれ以上に求めるものなど何一つとしてありません。 

夏場には気軽に散歩感覚で海まで出向き、そのまま日暮れまで海水浴やサーフィンを楽しむこともでき、毎日がリゾートのように感じられ期間工として働きに来ていることを忘れてしまいます。 

マツダも広島の都市部という好立地に恵まれており、充実した日々を送ることはできるのですが、寮自体は家電が備え付けられているという共通点以外では日産の足元にも及ばず相手になりません。 

稼ぎたいなら日産がおすすめ!

期間工を目指す上での最大の目的はやはり給料です。 

しかし、日産とマツダは期間工全体で見るとやや収入面で他企業よりも劣っているように感じられます。 

とは言え、それでも平均範囲内であり一般企業と比べても高い収入ですので十分魅力的です。 

両社の収入面での詳細は以下にまとめてますのでご覧ください。 

月収は日産のほうが多い

期間工には様々な手当てがあり、それらを加えることで他の職と差のある大きな収入へと繋がります。 

しかしそうした手当てを除いた単純な月収では両社では結構な差があり、日産の方が基本収入が多いです。 

マツダは日給制で8,000円/日、日産は時給制で1,200円/時という違いはありますが、基本労働時間に違いがないので、日を8時間労働とすると日産の日給は9,600円となります。 

するとこの時点で既に1日で1,600円もの差が出てしまいます。 

月20日勤務したとすれば3万2千円もの差となりかなり大きいです。 

一応マツダは時間外、夜勤、休日出勤の各種手当て全てが5%ほど日産よりも高くなってはいるのですが、残業は平均で月に10時間ほど日産の方が多く、休日出勤も日産の方が圧倒的に多いので5%の恩恵はほとんど感じることができません。 

これらのことから分るとおり、マツダの基本月収は期間工の中では一段低いものとなっています。 

ただ、これはスタート時~6ヶ月までの話であり、マツダの日給は6ヶ月毎の契約更新をすることで増加していきます。 

最大では日給は1万円を超えるので、1年~2年以上働くことで収入は激変します。 

逆に言えば、それだけの長期間働かなければ一般企業、下手をすれば多少割りの良いバイト程度の収入と同程度となる可能性もあるので勤務期間には注意が必要です。 

勤続期間は他の手当てにも大きく関係するので、6ヶ月程度の短期間ではマツダで働くメリットは皆無といえるでしょう。 

満了金など一時金が多いのは日産

期間工は稼げるとよく言われますが、その最大の理由が満了金などの一時金にあります。 

そして、これらの合計額でも月収に次いで日産の方がより収入が多くなっています。 

一時金の詳細は以下の通りです。 

マツダの一時金

支度金:20万円 

満了金:6ヶ月毎の契約更新時支給。金額は以下の通りです。 

  • ~6ヶ月:134,550円 
  • ~1年:140,100円 
  • ~1年6ヵ月 148,650円
  • ~2年 148,650円
  • ~2年6ヵ月 157,350円
  • ~2年11ヵ月 157,350円 

上記内容となり、最大で88万6,000円が支給されます。 

日産の一時金

満了慰労金は工場によって支給条件が異なります。金額は以下の通りです。 

  • 横浜工場:9万円(3ヶ月在籍)
  • 追浜工場:最大94万円 
  • 栃木工場:19万円(6ヶ月在籍)
  • いわき工場:総額60万円 

このように、マツダと日産では満了金にも大きな違いがあります。 

お金を使わずに過ごせるのはマツダ

期間工でお金を使う際は生活費が主ですが、家賃と光熱費が無料なので最低限の必要経費は食費のみとなります。 

食堂や外食が主となるマツダに比べると、やはり自炊ができる日産の方が圧倒的に食費を抑えることができるので日産の方が出費は少なくお金が溜まります。 

しかしこれは節制すればの話です。 

先述のように日産は湘南直近や都心にアクセスしやすい好立地にあるため様々な誘惑があります。 

そのため、休日になると毎回のように遊びやショッピングなどに出歩いてしまい出費がかさんでしまいます。 

また、神奈川でもそうですがお隣の東京では1年を通して様々なイベントが開催されているので、アクセスのしやすさからついつい足を運んでしまい、その都度お金を消費してしまいます。 

マツダがある広島もそれなりにイベントなどが開催され名所も多々あるのですが、毎週のように遊び歩くほどでもなく、一度に使うお金も日産ほどではなかったのでトータルで見ればマツダの方が出費を抑えつつ過ごすことができていました。 

しかしこれについては完全に個人の好みで分かれるかと思います。 

私は湘南エリアに前々から憧れがあったのでより充実度を感じ、気分が浮かれてしまい財布の紐も緩くなってしまいました。 

これと同様に、広島に強い魅力を感じる方は私のように誘惑に負けてお金を使ってしまうかもしれません。 

結局のところ、出費を抑えるには自制するしかないでしょう。 

コラム:満了金以外の嬉しい手当て

高額な満了金が魅力の期間工ですが、この他にも特殊な手当てが存在します。 

期間工は基本6ヶ月毎に契約の更新が行われるのですが、更新毎にマツダでは更新手当てとして5万円が、日産では勤続ボーナスとして更新毎にマツダと同様の5万円が支給されます。 

最長勤続で30万円となるので馬鹿になりません。 

他にも、日産では組み立てにのみ月に1万円の組み立て手当てがつくので同じ日産の期間工でも他の業務に就いている人間と比べ最長で35万円多く収入にプラスされます。 

また、就業前にも5~10万円ほどの収入を得ることができます。 

期間工は応募の際、自分で企業に直接申し込むか派遣を経由しての申し込みかの2通りがあります。 

そしてこの派遣を利用した時のメリットが大きいのが特徴です。

選考会は全国各地で毎週のように開催されていますが、この開催会場が少ない企業もあります。 

このため自分の住まいと開催場所がかなり離れている場合はそれなりに旅費がかかってしまいます。 

しかし派遣を利用していればこうした旅費や宿泊費も全額支払われるのでとても助かります。 

※旅費、宿泊費などは派遣会社や働き先の企業によって金額に差があったり、こうした手当てがつかない場合もあるので利用の際はよく調べるなどの注意が必要です。 

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選考はマツダの方が通りやすい

正直期間工の選考はかなり緩いと思います。 

最低限のモラルと健康体であればだいたいの人は採用されるのではないでしょうか。 

特にマツダと日産の両社は社風もとても良く、そこで働く作業員も他企業と比べ人間性の高さが伺え、選考会時の面接官も物腰が穏やかでこちらを尊重した対応をしてくれる方達ばかりでした。 

そのため、面接時などに良くある張り詰めた雰囲気などは全くなく、終始和やかな雰囲気の中で行われます。 

選考会の内容もマツダでは簡単な適正テストがあるくらいで、後はどちらもこちらの体調、働く意思を確認するくらいで残りは仕事の説明で終わるという簡単なものでした。 

期間工はとにかく体が資本となりますが、言い換えれば体力に自信がある人間であれば誰でも働けます。 

ですので、健康体でさえあれば企業としては採用基準を十分に満たしていることになるのです。 

更に言えば期間工は常に人材を募集しているので、期間工経験者であればかなり優遇される傾向にありす。 

選考会時にその旨を伝えればそれだけでほぼ採用が約束されたといっても過言ではないほどです。 

同じ企業での期間工経験はもちろん、他企業での期間工の経験でも優遇されるので覚えがあるのであれば真っ先に面接官に伝えましょう。 

期間工の経験がなくても工場勤務の経験がある人間も同様に優遇傾向にあるので、この場合も積極的にアピールしていきましょう。 

期間工も工場勤務もどちらの経験がない場合でも先述のように体さえ丈夫であれば全く問題はありませんので、自信を持って臨んでください。 

年齢も40代以上の方の経験がない方でも働いている方はかなりの数がいましたので、そうしたことから見ても期間工の選考会の通りやすさが伺えます。 

このように、マツダも日産も選考会はそれほど気にする必要はないかと思います。 

敷いて言えば、マツダはそうした40代の方や50代の結構な数の期間工の方がいましたので、こうした点を考えると日産よりもマツダの方がより選考基準が低いのではないかと思われます。 

日産もマツダも正社員になれる!強いて言うなら日産がおすすめ!

期間工は最長で3年までしか働けません。 

しかしそれは一度の継続勤務での話であり、半年の間を空ければ再度選考会を経て同じ企業で働くことができます。 

ちなみに、半年のクルータイムが必要なのは再度同じ企業で働くとした場合の話です。 

ですが半年間何もせずにいるのはもったいないです。 

なのでその半年の間は他の企業の期間工として働けば収入も得ることができるのでお勧めです。 

先述でも期間工の特色として経験者優遇のお話をしましたが、これを利用して複数の企業の期間工を巡り時間を上手く使うことで、3年という期間工で働く際の勤務期間の問題を解決することもできます。

とは言え、安定を求めるのであればやはり正社員を目指したいものです。 

マツダと日産ではそうした期間工にとっては嬉しいことに社員登用制度があります。 

両社共に過去数年で数百人規模で期間工からの社員として採用された実績があるので期待が持てます。 

しかもどちらも社員採用には積極的なので誰にでもチャンスがあるというのは仕事へのモチベーションにもつながります。 

社員として求める人材にも違いがあり、トヨタなどでは豊富な知識と有用なスキルを備えた幹部候補として期待が持てるような得に優れた人間にのみ注目されます。

しかし、マツダと日産ではそうした即戦力者は当然優遇されますが、何よりも人間性と将来性が重要視されます。 

そのため、今現在は他の期間工作業員よりも一歩劣っていたとしても将来性に望みありと判断されれば十分に社員への昇格に推薦されることもあるようです。 

ちなみに、日産の子会社である日産自動車九州ではこうした社員登用に特に力を入れており、1年以上まじめに勤務をしていれば社員としての採用に大きく望みは持てます。 

とは言え、いくら積極採用をしていても両社で働く期間工は数千人と大規模な物であり、その中から年間で100名前後の採用となるとやはりハードルは高いと思われます。 

そのため、浮ついたことは考えずに与えられた仕事をまじめに正確にこなすことにのみ集中るように心がけましょう。 

結果としてそうした姿がアピールとなり、社員昇格への近道となるかもしれません。 

コラム:女性が働きやすそうなのはマツダ

期間工は体力勝負の仕事なので男性職員が非常に多いです。 

ですが女性期間工も少なくありません。 

女性専用寮もあることから結構な数の作業員がいることが伺えます。 

とは言え、特に性別で優遇されるということはなく、男性と全く同じ仕事内容の過酷な職場に配属されることになります。 

場合によっては職場の変更を申し出を受理してくれるようですがあまり期待はしないほうがいいでしょう。 

とは言え、何度も言いますがマツダと日産は社風や職場で働く作業員の人間性が豊かです。 

そのため、女性でも働きやすい職場ではないかと思います。 

ただし仕事自体が辛いことには変わりはなく、日産の方が残業と休日出勤の数が多いことを考えると、マツダの方がまだ働きやすいのではないかと思います。 

お金を稼ぎたい方や、寮の充実とセキュリティなど、日常生活にも目を向けるとなると安心して働けるのは日産となるかと思います。 

日産とマツダの評判を徹底比較!

期間工は全般的に仕事がきついです。 

当然マツダと日産両社も例外ではありませんでした。 

しかしこの2社の評判中々に良く、悪い評判もそれなりにはありましたがどのような意見が多かったかを良悪でまとめましたので是非ご覧ください。 

マツダの評判

マツダでは日産に比べ悪評が多い印象でした。 

しかもそのほとんどが収入面に集まるなど、予想通りの結果となりました。 

マツダの良い評判

マツダの良評は以下の通りです。 

  • 寮が広く、個室
  • 広島という人気観光地
  • 職場の雰囲気の良さ 

上記内容となりました。 

特に寮に関して評が集まりました。 

個室であり、何よりも過去に複数人で利用していた部屋ということで広いのが最大の魅力のようでした。 

風呂やトイレこそ共用ではありますが、やはり自分専用の個室が利用できるのは嬉しいですね。 

立地にも寮と同程度の票が集まり、やはり広島という観光地の人気度が伺えました。 

職場での雰囲気などの働きやすさを口にする方も少なくなく、職場としてマツダは中々に高評価のようでした。 

マツダの悪い評判

悪評は以下のようになっています。 

  • 日給が他企業に比べ低い
  • 満了金も低い
  • 皆勤、満了金の条件の厳しさ 

この2つに票が集中しました。 

半年の契約更新毎に日給は上がっていきますが、それでも最低1年以上は働かないと他企業の収入の足元にも及ばないので、やはりそういった点に不満を感じる方が大多数のようでした。 

期間工は車の出荷状況で度々閑散期が訪れるのですが、そうした時期では残業が全くない月もあります。 

そうした場合は元々の日給の安さもあり、月給が20万円をかろうじて超えるようなこともあるのできつい仕事に到底見合わない賃金に会社を後にする期間工作業員も少なくありません。 

また満了金も他企業と比べかなり少ないのにも魅力を感じられず、結構な数の作業員が最長の3年を待たずして辞めていく傾向にありました。 

また、皆勤手当てや満了金も出勤率が100%でないといけないという厳しい条件にも不満を口にする方が多かったです。 

このように、働きやすさの変わりに稼ぎにくい職場という評価となったマツダでした。 

日産の評判

マツダでは良悪がはっきりと分かれた結果でしたが、日産では高評価がほとんどでした。  

日産の良い評判

良票は以下の通りです。 

  • 寮の圧倒的なクオリティの高さ
  • あらゆる施設の充実や都心部などのアクセスし易い立地のよさ 

やはりというか寮と立地に票が集中しました。 

寮についてはほんとうに他企業と比べ別次元といっていいほど差があります。 

新築でとても綺麗な造りである他、設備も充実しているのが嬉しいです。 

先述にもあるようにオートロックやTVインターホンは女性にとってもセキュリティ面でとても安心できます。 

また、室内に配備されている最新装備も高評価に繋がっているようで、水周りに関しては以下の通りです。 

  • 浴室乾燥機
  • 自動水はり機能
  • 温水洗浄便座
  • シャワーつき洗面台 

など嬉しい機能がついており、しかもバストイレ別配置と文句なしです。

洗濯機も室内に設置できクローゼットの収納あり。

その他エレベーター、個人宅配ボックスなども利用できます。 

立地も言うまでもなく湘南エリアということ、そして駅まで徒歩圏内と非の打ち所のなさに笑ってしまうほどです。 

こんな好条件の高級マンションに家賃、光熱費無料で住めて更にお金もがっちり稼げるのですからリピーターも集まります。 

今回話を聞いた方の7割は過去に日産期間工を経験者した再就業者の方でした。 

日産の悪い評判

社風、日常生活、トータル収入で軒並み高評価の日産でしたが、悪評というか休日出勤の多さだけマイナスポイントがあるようでした。 

繁忙期などではほぼ毎週休日出勤を頼まれる月もあるようで、組み立てなどの過酷な職場にあって週に日曜しか休日がないことに苦を感じる人が多数いました。 

とは言え、その分稼げるということですのでチャンスともいえます。 

このように、休日出勤にさえ目を瞑れば日産に対しての不満はほとんどないという結果でした。 

有給はマツダのほうが取りやすい

企業によっては有給を消費できないままに退社となってしまうことも少なくないようですが、マツダと日産はどちらでも有給は使用できます。 

特にマツダは通常、半年勤務後に有給が取得できる他企業に対して入社直後から10日の有給を貰えます。 

もちろん直ぐに使用することもできるので助かります。 

また繁忙期であってもこちらの事情を考慮してくれるので申し出を拒否されることはほとんどありません。 

とは言え、わざわざ繁忙期に有給申請をすることは働く側としてのモラルを問われ、且つ個人の評価を下げる理由にもなってしまうのでお勧めはしません。 

一方日産でも有給の申し出を拒否されることはほぼありません。 

しかし、繁忙期になるとさすがに考え直すように促されることもあるようです。 

とは言え、そんな時期に申請するほうが間違っており拒否は当たり前なのですが、それでもトータルで見ると若干マツダと比べ有給の受理には難があるように思われます。 

ですが、そういった時期でない限りは申請通り有給を使用できるでしょう。 

まとめ 

このように、マツダは若干収入の低さが気になるところではありますが、両社共に非常に魅力の多い企業だと言えるかと思います。 

両社の期間工を経験した私から言えば、最終的にこの両社どちらをお勧めするかとなると絶対的に日産となります。 

稼げる、住まいの充実、日常生活の充実。 

これら全てにおいて高水準が約束されているのは非常に強みといえるでしょう。 

最終的な判断は働こうと考えている方自身に委ねられますので、今回の私の比較記事を参考にしていただき熟考の上で決めて頂けたらと思います。

期間工おすすめ5選


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