トヨタの期間工が稼げる理由として挙げられるのが「満了慰労金・満了報奨金」があるから。
期間工という期間限定の従業員にも関わらず、ボーナスみたいなものが貰えます。
2年11ヶ月在籍で、何と約300万円!
しかし、トヨタの期間工になれば誰もが必ず貰えるわけではありません。
満期更新しても、貰えない月が発生する人もいます。
「なんで?」
と思う人も多いです。
これを理解せずして年収450万円は絶対達成しません。
そこで、トヨタの期間工が貰える満了慰労金・満了報奨金の制度について、詳しく解説していきます。
この制度を理解したうえで、トヨタ期間工として年収400万円以上を狙いにいきましょう!
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期間工 公式サイト⇒https://kikankou.jp/
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トヨタ期間工の満了慰労金・満了報奨金の額
まずここでは、簡単に満了慰労金と満了報奨金について解説します。
満了慰労金
期間工の契約は3ヶ月~6ヶ月が基本ですが、その期間を満了(やりきった!)した人が貰えるボーナスです。
トヨタから期間工へのねぎらいとして支払われます。
出勤日数分が関係し、「決められた金額×出勤日数」の金額が満了月の翌月に給料と振り込まれる仕組みです。
満了報奨金
契約期間満了者に限定し、出勤した日数に応じて貰えるご褒美のようなもの。
1日当たり1,500円を会社が積み立てており、一定条件を満たした期間工だけが貰うことができます。
この報奨金は、1回でも欠勤・遅刻・早退があるとその月分はもらえません。
詳細は後程、紹介します。
満了慰労金の支払いルール
トヨタの満了慰労金は以下のようなルールで金額が算出されます。
満了慰労金の金額
通算契約期間 | 日当たり支給額 | 貰える慰労金額 |
3ヶ月 | 500円 | 30,500円(61日×500円) |
6ヶ月 | 1,700円 | 207,400円(122日×1,700円) |
12ヶ月 | 2,500円 | 305,000円(122日×2,500円) |
18ヶ月 | 2,700円 | 329,400円(122日×2,700円) |
24ヶ月 | 2,900円 | 353,800円(122日×2,900円) |
30ヶ月 | 3,100円 | 378,200円(122日×3,100円) |
35ヶ月 | 3,300円 | 396,000円(122日×3,300円) |
通常の月収とは別で、満期翌月の給料と合算して支払われます。
1年以上働くと半年ごとに給料1ヶ月、またはそれ以上のお金をもらうのと一緒です。
期間工は2年11ヶ月が限界期間なので、トータルすると約200万円も受け取ることができます。
毎月の給料が約30万円とした場合、それだけで余裕で生活できるでしょう。
さらに満了慰労金が入りますが、丸々貯蓄にまわすことが出来るのではないでしょうか。
満額受け取るための予備知識
トータル200万円は欲しいところですが、半年や1年で辞めることを前提としている人もいるでしょう。
どちらにしても満了慰労金を受け取るチャンスはあります。
あくまでも「チャンス」だけです!
満額を受け取れない人は以下の人です。
- 契約満期前(期間中)に退社した人
- 欠勤した人
- 遅刻した人
- 早退した人
- 生理休暇を使用した人
上記に該当してしまった場合は、その対象日は日当たり支給額が加算されません。
仮に入社してから3カ月間で、61日間が稼働日だったとします。
この3ヶ月で、遅刻を2回しました。
そうすると日当たり支給額が500円なので、【遅刻2回×500円=-1,000円】がペナルティとなります。
本来であれば、入社して3ヶ月して満了慰労金が30,500円貰えるはずでした。
しかし正常稼働できなかった分として-1,000円が引かれて29,500円しか貰えなくなるのです。
欠勤・遅刻・早退は有給が使えるようであれば、使えば問題ないです。
ただし入社6ヶ月経過しないと、有給は付与されないので要注意!
満了報奨金の支払いルール
この満了報奨金は、慰労金を満額受け取るよりもハードルが高いです。
まずは貰える金額から見ていきましょう。
満了報奨金の金額
全ての期間工が一律で、日当たり相当1,500円です。
1日働くことに1,500円貰えます。
一定条件を達成した人だけ!
入社した月から6の倍数の翌月給料と一緒に振り込まれます。
なので、6ヶ月間の契約とした場合、出勤可能日数を122日だったとします。
そうすると、【122日×1,500円=183,000円】が貰えるのです!
通常の月収30万円で満了慰労金も貰えるとなると、
半年続けば、【月の給料30万円+満了慰労金273,000円+満了報奨金183,000円=756,000円】が手に入ります!
未経験で入社して、マジメに作業を続けているだけで半年後の月給は総支給75,6万円。
年齢も性別も関係なし。
誰がどうみても羨ましいの一言。
満額受け取るための予備知識
全額受け取る条件は、満了慰労金よりも難しめ。
なぜかと言うと、欠勤・遅刻・早退があった月の報奨金は全てカットされるからです。
例えば1ヶ月20日出勤するとなると、報奨金は【20日×日当たり支給額1,500円=30,000円】となります。
そしてこの月に遅刻を1回でもしまうと、この3万円すべてを受け取ることが出来なくなってしまうのです。
わかりやすく図で解説します。
下の「マジメに働けなかった人」さんは、2ヶ月と5ヶ月目に欠勤or遅刻or早退をしてしまいました。
そのため、2ヶ月と5ヶ月目に貰えるはずだった満了報奨金は0円になります。
6ヶ月経過して7ヶ月目に報奨金が入金されるので、差し引かれ12.3万円が貰えました。
その差はなんと6万円!
結構、大きいですね!
でも真面目に働くだけで得する仕組みなっているのは、うれしいことです。
しかも経験者だとかも全く関係ありません。
正社員は優しくフォローしてくれるので安心
1日の休みや稼働できないことがダイレクトにお金に影響してきます。
そこを自分の一人の意思でコントロールするのって難しいんですよね。
実はそこをフォローしてくれるのが、トヨタの正社員だったりします。
例えば体調不良であれば、体調不良なりにできるペースでやらせたり、状況に見合った仕事をさせてくれるからです。
その日の勤務終了時間が近ければ、休憩所で休ませてくれたりもします。
実際に温かいフォローで助かった期間工は何人もいます。
トヨタの正社員に感謝しているトヨタ期間工経験者は、意外に多いのでは!?
ちなみにどうしても出勤直後で体調が悪すぎる場合は、無理に働かせてくれません。
有給が無かったり、報奨金や慰労金に関係するので、期間従業員としてはツライですが、怪我をしてラインを止めるわけにはいかないからです。
その際に、報奨金や慰労金に影響してしまうことも、正社員からも言われます。
どうしようもないですが、体調管理が徹底できなかった自分を悔やむしかありません。
むしろ、そのことを伝える正社員さんってシビアでもあるけど、伝える側も心苦しいだろうなと思います。
そんな時はプロのアドバイザーにベストな期間工を教えてもらうといいですよ!
「ご希望の年収はありますか?」
「不安なことはありますか?」
「希望の働き方はありますか?」
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【まとめ】学校の部活レベルの体力があればOK
受給できるルールをしっかりと理解したうえで、年収400万~450万円を狙いにいきましょう。
ではトヨタ以外はどうなのかいうと、実はどの期間工も同じようなル
ールが多くトヨタだけが特別というわけではありません。
むしろ、残業や休日出勤は非常に少ない会社なので、体力面と収入面を考えるとバランスは鬼のように良いです。
そして正社員の人達も、びっくりするぐらいマジメで優しい!
そうなると気になるのは体力面だけですが、高校生で運動部だった人であれば、正直余裕にこなせるレベルかと思います。
定期な休憩や生理休暇があるので、身体的に無理がないように働けることでしょう。
あとは週末に遊び過ぎたり、飲みすぎたりしないようにすれば、安定して働くことができると思います。
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