トヨタの期間工から正社員になる！高確率で採用されるための秘訣

2018年～2022年の5年間、トヨタは合計1,023名の期間工を正社員に迎え入れました。

工場仕事関係なく愛知県民であれば、老後の安心を求めてトヨタで働きたいと考える人が多いことでしょう。

そして本格的にトヨタの期間工を経て、トヨタの正社員への道も志す人も多くいます。

前途した通り、たくさんの期間工が正社員になっていますが、誰でも正社員にするトヨタではありません。

むしろ倍率からすると、狭き門です。

しかし一度トヨタの正社員になってしまえば、あり得ない経済不況がこない限り、将来は安心できると思います。

勝ち組と言っても間違いありません。

「トヨタで正社員！」というだけで異性にモテるかも！？

そんなトヨタの正社員に期間工を経てために、かならずやるべきことを紹介していきます。

実際に期間工から正社員になった人の声も聞けたので、その人が正社員になるために実施したこともふくめて紹介しましょう。

期間工として入社前にやるべきこと

面接の自己PRや転職理由で、

「正社員になることが目標です！」

と言って、入社前からアピールしておくべきかアピールしないべきか迷う人がいます。

結果としては「どちらでもいい」です。

理由は簡単で、言ったところで決裁権のある現場の係長まで、その声は届かないことがほとんどだから。

変に気合アピールし過ぎて、現場作業の激しさにモチベーションダウンしてしまっては意味がありません。

現場作業をやってみたり、正社員の対応や考え方を知ったうえで正社員になるかを決めるといいでしょう。

期間工から正社員登用の倍率

世界的に有名なトヨタの正社員になるのは、どれだけ難しいのだろうか。

難易度が高ければ高いほど、それだけトヨタの正社員になることは名誉なこと。

ただし狭き門すぎても、

「果たして、こんな自分でも期間工から正社員になることはできるのだろうか・・。」

と自己嫌悪に陥ってしまいかねません。

そのためにも、まず期間工から正社員になった人の数（実績）を知ることからはじめましょう。

一般公開されてる情報を整理すると、2018〜2022年の5年間で1,023名が期間工から正社員に登用されました。

このように単純計算すると、1年に約204名が正社員になることができているという計算。

過去にあった発表では、2015年に500名を採用すると発表したことがある時期も。

また2016年時点では4,300人の期間工が在籍しており、そのうち300名が正社員になっています。

これを計算すると、約6.9%の確率でトヨタの正社員になれるということ。

注視すべき点は、期間工全員が正社員になりたいとうわけではないことです。

さらに人手が足りない状況ではあるものの、毎年募集枠も変動するということ。

具体的に何人が正社員登用されたいか不明ですが、ざっくりみても採用確率は10%を超える数値になるでしょう。

誰にでも、「トヨタ自動車」という一流企業の正社員になれるチャンスが転がっているということです！

参考までに有効求人倍率でも計算してみます。

仮に300人をトヨタが採用したいとした場合、応募する人は最大で4,300人。

求人倍率の計算式は、

なので、

ただし期間従業員の全員が正社員になりたいわけではないので、もっと倍率いいはずです。

具体的な正社員希望数は非公開ですが、採用確率10%を信じて正社員へ挑戦することをおすすめします。

安定した人生を手に入れるチャンスであることは変わりません。

しかし確率論だけで正社員になれるわけでもないです。

トヨタ側が求める人物であることが大前提なので、合格基準は必ず満たすようにしてください。

正社員の合格基準

やみくみに働き、気合勝負で正社員になれるわけではありません。

全期間工には必ず1年経過すると、正社員登用の意思確認が入ります。

これは、試験を受ける気があるかの書類です。

ちなみに初回を異なると、基本的には2度とその意思確認は入りません。

トヨタ側からしたら、正社員意思を断った人を正社員にすることは、トヨタへの忠誠心が低いと判断します。

そのためにも、どうしたら期間従業員が正社員になれるかは、しっかりと理解しておきましょう。

大前提！トヨタに相応しい人材であるか

トヨタ自動車は良くも悪くも、自主性より規律や団体行動を重んじる企業文化があります。

とくに工場の現場は、その要素が強いことでしょう。

「トヨタ」自体が好きで、会社を重んじることは共感しているのが正社員になる最低限の資質というかマナーでもあります。

どこの会社も一緒ですが、自動車メーカーの王座に君臨し続けるトヨタブランドは、より強く社員に浸透しているかもしれません。

そして普段の行動態度がしっかりしたうえで、正社員から推薦されてようやく正社員挑戦の切符が手に入ります。

筆記試験と面接を経て、突破した人がだけが正社員になることができるのです。

SPI試験で高得点を獲得できる

企業が必要最低限の知力があるかチェックするための筆記試験として有名な『SPI』。

テスト内容は中学・高校で習った国語と数学のテストをすることです。

ネットで検索するとたくさん問題がでてきますし、書店でもたくさん本が売られています。

毎回、何点が合格点という発表はされません。

ですが一定以上の点数を採らなければ採用されないと思ってください。

正社員に採用されるためにやるべきこと

日々の仕事の中で、正社員になるためにやっておくべきことを紹介します。

ひとつでも欠けたり無理と思った場合は、正社員になることを諦めてくだだい。

①仕事が普通にこなせる

これは普通に仕事ができて当たり前のレベルということ。

仕事が遅すぎる人や、よく体が痛いと言う人は正社員になることは大変難しいでしょう。

配属先の業務は、とくに問題なくこなせるようになっておくことは必須です。

誰よりも器用であることや仕事量をたくさんこなす必要はありません。

一般常識や周りと普通にコミュニケーションとれる人が正社員になりやすい傾向があります。

②普段からコミュニケーションを意識する

基本的な挨拶や声掛けは絶対しておくといいです。

正社員は基本的に期間工への気配りが徹底されています。

実際に正社員になったら、同じことをしなければいけなので、今のうち誰とでもコミュニケーションはとれるようしておきましょう。

コミュニケーションが苦手過ぎる人は、正社員は不向きかもしれません。

③インフォーマルイベントに参加

これは業務外のことで、会社が主催するイベントのことです。

トヨタの工場には工場だけがあるわけではありません。

体育館やグラウンドなど、実は工場の敷地内にはスポーツができる環境が整っているのです。

工場は団体競技であり、全員が同じように協力し合いながら助け合いながら仕事をします。

それは普通に仕事をしているだけでは出来るようになりません。

スポーツを通じて、一緒に悔しがり楽しむことが近道でもあります。

その他には社員の家族を呼んで、夏の出店イベントもやったりと家族サービスも徹底います。

このような場には、採用権限をもっている係長も出席するので、会話をするチャンス。

期間工は任意参加なので、出席しているだけで名前を憶えてもらえるチャンスにもなります。

「今回はたこ焼きがよく売れますねー」

「〇〇さんのピッチング冴え手てますねー」

など他愛もない会話で結構です。

変に接待する必要もないですし、普通に会話できることが「一緒に働く仲間」であることの証だと思ってください。

ちなみに期間工から正社員になった先輩達からも、必ず参加を勧められます。

④SPI試験で高得点をマークする

合格点はなく、高いからといって採用に影響しません。

しかし明らかな高得点をマークしておくと、採用関係者や係長には注目されます。

どこの会社でも、地頭の良さや真面目な人は重宝されるということです。

そのためにも正社員になることが前提であれば、平日の夜や週末はSPI試験の模擬試験や問題集を解く時間を絶対確保しましょう。

⑤勤怠は無遅刻無欠勤が鉄則

無遅刻無欠勤は、他の人に迷惑が掛かります。

そしてその日の工場の生産にも影響し、場合によってはみんなが残業してフォローする可能性もあるでしょう。

このように無遅刻無欠勤はマイナス影響が大きいので、絶対しないようにしてください。

休むときも有給があるからといって、風邪をひいても大丈夫と思わず、常に体調管理には気をつけましょう。

⑥他の期間工や正社員と仲良くする

工場のチームには、20代もいれば60代もいます。

性格もバラバラで、趣味嗜好も全く異なるでしょう。

それでもラインは流れ工場は稼働しなければいけません。

仕事が遅くてイライラする人もいるでしょう。

それでもどう接しているかは、正社員には期間工は見られていると思ってください。

協調性の有無は重要なので、悪い評判ではなく良い評判が流れるようにｋ

⑦正社員から強い推薦をしてもらう

ネット上では

「正社員からの推薦状をもらったほうがいい」

といった話がでますが、トヨタでは期間工が正社員登用試験を受ける際、100%の確率で推薦状を書きます。

良い人だから推薦状があるわけではありません。

書くのは組長（主任）です。

では何が変わるのかというと、推薦状の中身は全く異なります。

組長が自分の担当ラインを効率回すために、必要な人材であると思わせることが重要です。

そのために会社のイベントや普段のコミュニケーション、勤怠態度は重要になるといえるでしょう。

最後の押しの一手として、他者評価は絶大に有効であるといえます。

期間工から正社員になったときのメリット

実際に期間工から正社員になった人の意見をまとめると、

• 将来の不安が解消された
• 親も安心してくれた
• 退職金が貰える

期間工は2年11ヶ月までしか続けることができず、それ以降は他に会社で働くか失業保険を受け取り期間を空けないと働けません。

また、世間的には契約社員の評価が低く、年齢によっては周りから白い目で見られるという人も。

さらに働いても、特別な手に職が身に着くわけではないため、結局は期間工を転々とすることになる人が多いです。

とくにトヨタの正社員であることは、愛知県だとブランド化しているので、親も交際相手も喜んでくれると思います。

トヨタの正社員になるということは、社会的に価値があるということです。

期間工から正社員になったときのデメリット

「デメリットあるの？」と言われるのですが、残念ながらデメリットも存在します。

• 給料が下がる
• 仕事量が増える

正社員になると、会社側は社会保険負担で給料の倍を支払います。

そして、正社員だから給料増えるのかなと思いきや、従業員の給料は増えません。

むしろ厚生年金などを支払い増えるので、正社員になると給料は減ります。

これはトヨタ限らず、どこの期間工も一緒です。

将来は退職金が貰えたり、会社の福利厚生で使えるものが増えるのでふんだんに活用し元をとりましょう。

そしてパソコン業務も増えるのもやっかいです。

期間工時代はパソコンを触ることがないので、だいたいの人は苦戦することでしょう。

【まとめ】正社員は社会の勝ち組！

短期的にみると、期間工より収入が減ってしまいます。

しかし中長期や老後のことを考えると、どこかのタイミングでどこかの会社に正社員として就職しなければいけません。

そう考えると、一流企業で世界のトヨタの正社員になれるチャンスがあるだけでもラッキーです。

もちろん、期間工になってすぐに判断する必要はありません。

1年間は期間工を経験しなければ、正社員になる話はされないからです。

まずは期間工をやってみながら、自分はトヨタの正社員としてやっていけそうか考えてみてください。

いざ正社員になると決めたら、気持ちが高ぶっているうちに、必ず一流企業に勤めるチャンスを掴み取りましょう！

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